長崎県、島原半島の中央にそびえる普賢岳。
火山活動が育んだ豊かな土壌のある
南島原市は、清らかな水にも恵まれた農のまちです。
市内で働く5人に1人が農業従事者で、
2023年には、長崎県ではじめて
オーガニックビレッジ宣言を行いました。
安心・安全の代名詞として
“純国産”の言葉があるように、
“純”南島原産であることが ひとつの象徴となることを目指し
「清く、楽しく、みずみずしい」
南島原市の魅力をお届けします。
大地と空が育む
清らかな恵みのまちへ
温暖な気候と普賢岳の火山活動による豊かな土壌、さらに豊富な湧水に恵まれた南島原。今回の旅では、自然農法で栽培する「田中山自然農園」へ伺い、野菜の収穫を体験。さらに、古くから日本酒や味噌、醤油、そうめんなどを製造する「庄屋の町」として栄えた有家地区で、創業100年にわたり伝統製法で日本酒を造る吉田屋へ伺いました。
心地いい空間で
雄大な自然を肌で感じる
南島原市を含む島原半島は、日本で最初に世界ジオパークに認定された地域です。普賢岳がそびえ、市内随所には湧水スポットが。雄大な自然とともに広がる美しい景色は、訪れる人の心を癒してくれます。鮎帰りの滝は、有家川の水源である泉水から1,000m。自然の息吹を全身で感じられる特別な空間で、深呼吸をひとつ。
特別な場所で楽しむ
野菜の豊かな味わい
ここは集落の小学低学年の生徒のためにつくられた学校の廃校跡。今回の旅では特別に、在来野菜が主役のレストラン「BEARD」のオーナーシェフである原川慎一郎さんに、収穫したばかりの新鮮な野菜を料理していただき、青空の下、豊かな自然と野菜本来の味を堪能しました。市内では、廃校跡を活用したさまざまな取り組みが展開されています。
透明な海とふわりと
やわらかな白い砂浜が続く
自然環境に恵まれた南島原市には、紺碧の海と白砂や青松が美しい海岸が点在しています。「日本の名松100選」に選ばれた松林を抜けると、約2キロメートルにわたって白砂の砂浜が続く、美しい野田浜海岸が。静かに響く波音とともに、沈みゆく夕陽の風景を見つめながら南島原で過ごした充実した時間を振り返りました。